新型コロナウイルスの影響により、物理的な接触を前提としたビジネスモデルや事業プロセスに変革が起きており、デジタル技術等の活用が社会全体に広がっている。当社が事業を展開するプラスチックの射出成形加工においても、デジタル技術が果たす役割が拡大している。社会や業界のデジタル技術等の活用の方向性を見極めた上で、効率の良い事業展開や生産性の向上が求められている。
上記の社会・業界動向を踏まえ、当社の経営においても、積極的にデジタル技術等の活用を図り、新たなビジネスモデルや生産プロセスを構築する必要がある。新型コロナウイルスを契機とした感染症等の危機に強い事業体制の構築に向けても、生産プロセスの革新が重要な課題となっている。 当社の事業においては、主に生産現場におけるデジタル技術の活用を推し進め、加工技術の高度化や工程・製造時間の削減を通じた生産プロセスの革新を目指す。生産プロセスの革新により、提供する製品のQCDを向上させ、競合優位性を高めることで、新たな事業展開を実現する。
生産プロセスの革新のため、提供製品の付加価値や生産性を向上させるための設備投資やその技術習得を積極的に実施する。設備投資や生産プロセスの構築にあたっては、デジタル技術を最大限活用することで、当社内の既存の生産プロセス上の課題を解決することを目指す。
上記の戦略を効果的に進めるため、代表取締役指揮のもと、事業部長及び外部の機械商社と協業の上、効果的な設備投資を進める。